1曲の制作時間を3週間から3時間へ短縮する手法について
このpostは作詞・作曲・vocaloidを用いた仮歌入ワンコーラスのトラック作成、までを3時間で終わらせた手法についての記録です。完成した品はこのpostのオーディオと、以下の歌詞となります。
(サビ)
サヨナラの後 君は泣いてた?
過ぎ去りゆく背中を いつまでも見ていた 涙が枯れるまで
(Aメロ)
お伽話のような恋なんて 存在しないことは
誰も教えてくれなかったけど 多分はじめから知ってた
(Bメロ)
二人だけが特別だと 根拠もなく思い込んで
過ちに気付かずに ここまで来てしまったの
(サビ)
恋人だった頃の二人に
もう二度と戻れない 確かな現実が残酷すぎて
君に恋する 最後の夜と
決めたはずだったけど 消せない感情は 胸に残ったまま
ちなみにタイトルははてな風の誇張&詐欺な感じ。
以下、制作記録。
基本情報
Sction 1 とりあえずエクストリームに作詞作曲(所要時間1時間半)
そんな訳でエクストリーム作詞作曲開始。メロはコード先で。歌詞は曲先。
サビ完成→AメロBメロ完成→適当に作詞でワンコーラス完成させる。コードとドラムとメロの打ち込みが概ね1時間程度。
なんかいかにもJPOP的な言葉を曲に適当に当てはめながらダダ流ししてみる。意味は深く考えない。第一稿が以下。ここまでで作業開始から1時間半ほど。
(サビ)
サヨナラの後 君は泣いてた?
幾つもの面影に
君を重ねていた 叫び疲れるまで
(Aメロ)
ささくれ立った恋のまじないじゃ
願いは敵わないと
誰も教えてくれなかったけど
一番大切だったね
(Bメロ)
二人きりではわからない愛の形もあるんだと
気付かないままずっとここまで来てしまったの
(サビ)
友達だった頃の二人に
もう二度と戻れない
そんな当たり前が残酷すぎて
君の前では もう泣かないと
決めたはずだったけど
届かない想いは 消えてしまったまま
この段階では手癖で出てくるようなありきたりな言葉を適当に当てはめただけなので、意味不明だけど気にしない。
とりあえずなんとなく、彼氏との関係に悩んでる女の子の像が浮かんできたみたいですね。自分の場合どんなネタで詞を書こうかという時点で数日悩むので、作曲含めて2時間弱でここまでこれたならある意味既に効果が出ています。
でもこの女の子はこのままじゃなんか分裂症っぽいです。なんで君を重ねていたのに叫び疲れてるんでしょうか。ささくれだった恋のまじないってどんなまじないでしょうか。まー耳障りは良さげな言葉なんでラジオとかで特に注意されずに流れてたら別に気にしないんでしょうけど、読んだら明らかにおかしいです。でも2回目のサビの前半部分(友達だった~残酷すぎて)なんかは特に直さずにそのまま使えそうな気がします。とにかく30分くらいでダダダーっと適当に並べた言葉によって創作された女の子の思考なので一貫性がありません。 もう少し丁寧に推敲してあげましょう。
Section 2 歌詞の推敲(所要時間40分)
という訳でなるべく曲にマッチしてそうだったりおいしそうなフレーズは残しつつ、内容に意味が出てくるように修正します。
修正結果が以下。
(サビ)
サヨナラの後 君は泣いてた?
過ぎ去りゆく背中を いつまでも見ていた 涙が枯れるまで
(Aメロ)
お伽話のような恋なんて 存在しないことは
誰も教えてくれなかったけど 多分はじめから知ってた
(Bメロ)
二人だけが特別だと 根拠もなく思い込んで
過ちに気付かずに ここまで来てしまったの
(サビ)
恋人だった頃の二人に
もう二度と戻れない 確かな現実が残酷すぎて
君に恋する 最後の夜と
決めたはずだったけど 消せない感情は 胸に残ったまま
てな具合でストーリーが見えてきました。見えてきたっつうか見えるようにしたんだけど。
本当は別れたくないのに彼氏と別れてしまった女の子のストーリーですね。
矛盾点がなるべく出ないように言葉を選んでいきました。
前後のつながってない言葉をダダ流しする電波女から未練まみれのフラレナオンに昇格です(一方的にフラれた感じではなさそうですが)。これならある程度聞き手に感情移入してもらうことも可能でしょう。
原型から残ってるのは30%くらいでしょうか。まぁ初めからこんなもんだろと思ってました。 2回目サビ前半部とかそのまま使えるかなとおもってたけど結局細かいとこ直してますね。でも何気に動詞は元ネタがかなり残ってます。主語や目的語の役割って大きいんですね。
さて1コーラス目までのメロ・ハーモニー・リズム・詞が完成しました。とりあえず今日の所作っておきたいのはここまでだったので、あとは仮歌作成して合成するだけです。
Section 3 ミクさんお願いします(所要時間30分)
作った詞をボカロ語のひらがなに直してミクさんに流しこむだけなのでこんなんあっという間です。音声の調整も以前作ってたセットとりあえずそのまま流用でいいでしょう。調教もこの段階では不要です(普段からほとんどいじらないけど)。
録音中にゴミが入ったりでちょっと手間取ったから30分かかりましたがノントラブルなら15分でしょう。
完成
という訳で完成した品がこのpostの音声となります。
最終的に3時間半程度(tumblrの編集してなきゃ3時間切る)で最低限の部分だけは作れたかなと。
あとはコピペ駆使しつつ2コーラス目や大サビを作り必要に応じてCメロも作って、残りの歌詞の作成とアレンジとミキシングをすれば完成です。モチベーション最大なら1日もありゃ終わるでしょう。
作曲・アレンジに関してはまあ別にそんな短縮してませんが、作詞に関しては劇的に短縮できた気がします。
今後も同じようなやりかたで曲をつくっていくことも検討したいかな、と思いました。